転職、転職、また転職。転職を転々と繰り返してきた僕は、今回もいつものように転職をしようと決意しました。
しかし今回はいつもと違ったのです。過去の経験が災い?して僕は行動を起こす気力を失っていたのです。
僕の身にいったい何が起きたのか?
2016年某日!僕は何度目かの転職を決意した!
定期的に転職したくなる病の僕ですが、今回もモヤモヤしてきて転職したくなりました。
理由は色々あるんです。本当に色々あるんですが、あえて言うなら環境でしょうか。
もうちょっと都会で働きてぇなぁ。おらこんな村いやだぁ。
そんな感情に心が支配されていました。
僕が働き、住んでいる町は、愛媛県の小さな町です。いろんな意味で環境が整っているとは言い難い、小さな町です。
僕みたいな田舎者にとっての都会って、松山市のような、大都会から見れば小さな都会なんですが、以前住んでいたこともあり、やっぱり戻りたいなぁと思いを馳せることが多くなりました。
妻も同じような気持ちのようだし、子どもを育てるにも松山は良いところです。
他にも色んな要因があったのですが、とにかく僕はこの時、転職を思いたったのです。
34歳の夏でした。
8度目の転職活動、開始!
実際には8度目かどうかもあいまいですが、幾度目かの転職活動を開始しました。
参考:目指せ正社員!仕事の探し方がわからない人へおすすめの8つの方法
とりあえず転職サイトへ登録して、他にもツテのありそうな友人などにもコンタクトをとりました。
とにかくなんでも良いけん仕事をくれぇ、松山らへんで働きたいんてやぁ。なんでもええがよぉ。
伊予弁で訴えました。
幸運にも転職先が決まりかける
ナンダカンダあって、なんとか仕事先が決まりそうになりました。ありがたいことですね。
でも実際にリアルガチに転職先で働くことをイメージするといろんな不安が湧き上がってきました。
- 給料は今より下がるかもしれない
- 勤務時間も今より長くなるかもしれない(今は8:30〜17:00)
- 残業があればさらに帰りが遅くなるかもしれない(今は残業なし)
- 仕事がきついかも?
- 新しい人間関係がしんどいかも?
- そもそもブラックかも?
いろんな、それはいろんな不安がいっきに押し寄せてきました。
今の職場の前は、超絶ブラックだった過去
このブログのどこかにも書いたかもしれませんが、今の仕事の前はいわゆるブラック企業に入ってしまいました。
低給・激務・パワハラ、三拍子そろってトリプル役満でした。
精神を病む前に辞めたので事なきを得ました。と思ってました。
しかしトラウマとして心に焼き付いていたのです!
僕もこのことは実際に転職活動をするまで気付きませんでした。というか忘れていました。
いざ転職活動をして、採用が決まりかけたときに一気にフラッシュバックしたのです。
「またブラックだったらどうしよう」
「上司に嫌なこと言われたら、されたらどうしよう」
「早朝出勤、サービス残業、無給休日出勤あたりまえだったらどうしよう」
以前にあったことがまた繰り返されたらという不安に押しつぶされそうになったのです。
幸い今の職場ではそういうことはないので、この今の環境を捨ててまで、新しい環境に飛び込む勇気がどうしてもなかったのです。
せっかく決まりかけた転職先にお断りを入れる
というわけで過去のトラウマに押しつぶされそうになった僕は、転職先にお断りの連絡を入れました。
正式に採用が決まっていたわけではないので、そのままでも不採用になっていたかもしれません。
しかし、どうしてもどうにもならない感情がわいてきてしまって、断るざるを得なかったのです。
これってなんなんでしょう?ただのビビリなのか、過去のトラウマなのか、年をとったからなのか、とにかく新しい環境に入って1から出直すなんてこと、もうできなかったのです。
かくして転職への恐怖心をいだいてしまった僕は、もう二度と転職はしまいと思ったのでした。今のところは。
ブラック企業とわかっていて飛び込むのは危険
何でも良いから仕事したい。ブラックかもしれないけど仕事がないよりマシだ。と安易に就職するのは危険です。
人によってブラックに感じるかどうかはそれぞれかもしれませんが、自分はこれはブラックだなぁと感じたら仕事は苦痛になるでしょう。
運良く精神をやられる前に辞めても、そこでの出来事は深く心に刻まれています。
今回僕はそれを深く痛感しました。
なんでも良いやとポンポン転職してきたツケが一気に押し寄せてきた感じです。
僕のメンタルが人より弱いことも、また年齢が上がってきたこともあるのでしょう。
もう僕には20代のころのようなバリバリやってモリモリ稼いでやる、みたいな元気はなくなってしまいました。
ブラックでも何か得るものがあるはず、逆に良い経験なるはず、そう考えていた時期が僕にもありました。しかし残ったのはトラウマだけでした。
入社する前からブラックだとわかることは少ないかもしれませんが、最初からブラックだとわかっているなら手を出さない方が無難です。
そして転職するなら出来るだけ若いうちに、気力と体力があるうちに、出来るだけ早く、行動するのが良いのだと、30代半ばのおっさんはそう思ったわけです。
転職を思いたったら、すぐに行動しなければ、だんだん気力もなくなってきます。
あなたたち若人が僕のようにならないように、こういった診断などで自分を知り、前向きに一歩ずつでも進んでいくことを望んでいます。
おしまい。
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