職業訓練校には多くのコースがあります。中でも人気のコースは競争率が激しく、選考試験で落ちてしまうことも。僕は336歳という年齢もあり、絶対に落ちるわけにはいきませんでした。人生をかけての挑戦だったので、最大限の対策を練って選考試験に臨みました。
その結果、18人の定員に24人の申し込みのコースに合格し、訓練を受講することができました。その時の対策が、皆様に少しでも役に立てばと思います。
職業訓練校の選考試験
僕が通った職業訓練校の選考試験には、筆記試験と面接試験がありました。その合計点の高い順にコースを受講できることになっています。
人気のコースを受講できるかは、この選考試験にかかっています。僕の体感では年齢はあまり関係なく、やる気や熱意が重視されると考えています。
選考試験の服装
就職の面接だと思って臨みましょう。やる気や熱意を伝えるためには第一印象を大事に。ビシッとした格好で清潔感を出してください。
選考試験の筆記試験
筆記試験は以上の4項目からなっています。試験時間は20分から30分程度。時間は余裕がありました。比較的簡単なので、筆記試験の対策はそれほど必要ないかと思います。
筆記問題の参考例(PDF:154KB)
言語・文章力
中学レベルの漢字の読みと書き、類義語や反対語、文章の穴埋め問題などが出題されます。日本語が普通に理解できる人なら対策は不要かと。ただし漢字の書き取りだけはど忘れすることがあるため漢字ドリルなどで対策しておくと良いでしょう。
計算力
小学校の算数レベルの問題が出題されます。しかし昔過ぎて忘れていることもあるので、計算のルールはおさらいしておきましょう。+、-、×、÷の優先順位、分数の掛け算、割り算のルールです。
形状把握力
正面図と側面図を見て、立体図を選ぶ問題等です。落ち着いて考えればわかります。
安全に係る注意力
たくさんの図形の中から、〇と△すべて塗りつぶしなさい。左と右の文字群から違う文字をえらびなさい。といったような問題です。こちらも落ち着いて考えれば大丈夫です。
選考試験の面接試験
筆記試験のあとに面接試験があります。集団面接ではなく、一人ずつ別室に呼ばれ10分程度の面接をおこないます。
面接対策はどのようにすれば良いでしょう。ヒントは受講要件にあります。
【受講要件】訓練を受講できるのは次の要件をすべて満たす方です。
①訓練に関連する職種への就職を希望している方
②訓練を受講することに熱意を有する方
③訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有する方
④訓練受講・修了に支障がない方(健康状態や受講態度等)
ポリテクセンター愛媛
訓練を受講することに熱意を有する方、とありますね。この熱意を伝えることが合格への近道と考えます。
自分がどれだけその職種に就きたいか
僕が受けたのは組み込みプログラミング科でした。主に学習するのはプログラミング言語です。僕は以前プログラミング言語を勉強していました。そこで一度は挫折したプログラマーとして道をどうしても諦めきれずに受講したいです。というようなことを話しました。
そのコースを受講したい具体的なストーリーがあると、説得力をもたらします。なんとなくカッコいいから、とか単に興味があるから、では少し弱いです。
訓練中も積極的に就職活動をおこない、就職が決まったら退所します
6か月の訓練をしっかり終えて、じっくり就職活動をします!という人がいます。これは逆です。職業訓練は勉強をする学校とは違い、再就職を目指すための施設です。どんな形であれ就職することがゴールなのです。
再就職への意欲をアピール、決まれば退所してでも働きます!という姿勢の方が正しいのです。
あとがき
筆記試験を落ち着いて解き、面接で熱意をアピールできれば、合格がぐっと近くなると思います。人気のコースといっても、失業手当が延長されるから来てるだけの人もいれば、なんとなく響きがカッコいいから、ハローワークの人に言われて来ました、のような人たちもいます。
あなたの熱意が伝われば、きっと合格できると信じています。
おしまい。
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