30代になってから転職が初めてで、何から始めれば良いのかわからない!という人は多いと思います。
20代なら片っ端から転職先を選んで面接そして採用、と勢いで上手くいってしまうこともあるでしょう。
しかし30代となるとそうもいきません。20代では潜在能力、ポテンシャルを優先して採用される傾向がありますが、30代になると管理能力や即戦力を求められるからです。
つまり行き当たりばったりな面接や試験を繰り返していても成功からは遠ざかって行くだけです。30代だからこそ、しっかり事前に準備をして転職活動にのぞみたいですね。
30代での転職、正しい準備の簡単な流れ5ステップ
転職の準備にも順序があります。正しい順序を知ることで成功率をグッと上げましょう。
ここでは簡単に5つのステップでみていきます。
- 自己分析
- 転職先の分析
- 応募書類の準備
- 筆記テストへの準備
- 面接試験への準備
30代の転職にもなるとやることがたくさんあって準備も大変ですが、確実に1つずつこなすことで成功に近づきます。
1.自己分析
ここで言う自己分析とは、自分の長所や短所をみつけるという話ではありません。もちろんそれも大切ですが、まずは本当は自分が何を望んでいるのかを知ることから始めましょう。
- なぜ転職したいのか?
- どの業界、企業、仕事、職種が良いのか?
- 優先する条件は何か?
- 具体的に入りたい会社はどこか?
なぜ転職したいのか?
あなたはなぜ転職したいのですか?上司が嫌だから、仕事が嫌だから、条件に満足できない、ステップアップしたい、理由は人それぞれでしょう。
思いつく限り紙にでも書き出してみましょう。そして本当に転職したいのか、自分にもう一度だけ問いかけてみてください。
もう二度と今の会社には戻れない、それでも良いと思えたら次へ進みます。
どの業界、職種が良いのか?
言い換えればどんな仕事がしたいのか?ですね。なるべく具体的な方が転職先を絞れます。
自分のキャリア、実力で目指せるかどうかは別にして、まず自分の本当にやりたいことを考えてみてください。
その方が後悔しない転職活動ができます。
優先する条件は何か?
お金、時間、やりがい、人間関係、こちらも人それぞれあるでしょう。
思いつく限り紙に書き出したら優先順位をつけてみてください。
ちなみに僕の場合は「時間」を優先しました。
具体的に入りたい会社を決める
このように自己分析をしていけば入りたい会社の具体像が出来てくると思います。
そうすれば条件に合う会社をいくつかピックアップします。探し方はハローワーク、求人誌、転職サイトなどを利用しましょう。
2.転職先の分析
自分が進みたい方向性を理解できたら、次はその進みたい業界、職種、実際の企業などを分析・研究します。
僕は以前、公務員を目指していた時期がありました。その時はあまり詳しく調べもせずにイメージだけで良い仕事だと思い込み、臨時職員として飛び込んだのです。
よく調べることなくその業界に勢いで飛び込んでしまっては失敗の元になります。自分が進みたい業界や企業のことは良く調べましょう。
一番は生の声を聞くことです。家族や親族、友人、知人などにその手の人がいれば、恥を忍んで話を聞かせてもらうのが良いです。
3.応募書類の準備
自分のことを理解して、進みたい企業も絞れてきたならようやく応募書類の準備です。
- 履歴書
- 職務経歴書
- 添え状
- 志望動機
- 自己PR
応募する企業によって必要なものも内容も変わってきます。企業に合わせた応募書類を作成しましょう。
自己PRや自分のキャリアの冷静な分析などはこの段階でします。これも応募する企業によってアピールするポイントが変わってくるからです。
4.筆記テスト対策
最近は転職者にもSPIを行う企業が増えてきました。当然30代となると筆記テストよりキャリアを重視されますが、あまりにも悪い点数だと一般常識が無いとして足切される可能性が高いです。
100点を目指す必要はないですが、80点くらいは軽く取れるくらいに勉強しておきましょう。
勉強方法は関連本で十分です。
5.面接対策
一番重要なのが面接への対策です。転職において合否の決定は面接の出来がカギを握っています。
単なる面接だけでなく、企業によってはグループ討論やグループ面接をおこなうところもあります。
事前調査せずに受けに行ってアタフタしないように、しっかり準備しておきましょう。
あとがき
これで30代の転職活動の流れがわかったでしょうか?
特に30代ではじめて転職をする人は20代の頃の新採用の勢いそのまま挑んでしまいがちです。
事前にしっかり準備することで転職を成功させましょう。
おしまい。
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