転職活動のときに履歴書に貼る証明写真ってどんなものが良いか迷います。
スピード写真で良いのか?それとも写真屋さんで撮るのが良いのか?少しでも転職活動を有利に進めるためにベストを尽くしたいですよね。
僕は以前、ある仕事で1年間に約12,000人もの証明写真を審査していたことがあります。
今回はそんな僕が、転職活動での履歴書に貼る証明写真をより良く見せるためのコツに迫ります。
書類選考の通過率が高くなる!?証明写真をより良く見せるコツ
事情により具体的な内容はお話できませんが、僕は以前、証明写真を審査する仕事をしていました。1か月で約1,000人、1年間で約12,000人もの証明写真を見てきました。
写真屋さんで撮ったもの、スピード写真で撮ったもの、自分で撮ってプリントしてきたものまで様々です。中にはプリクラを証明写真にしようとした猛者もいました。
そんな経験もあり、良い写真と良くない写真を見分けることが出来るようになりました。
印象の良い証明写真の撮り方を知ることで、少しでも転職用の履歴書が良く見えるようになればと思います。
スピード写真と写真屋さんでのスタジオ撮影はどちらが良いのか?
まず最初に証明写真を撮る時に思い浮かぶのが、スーパーやデパートなどにあるインスタントのスピード写真、もしくは写真屋さんでのスタジオ撮影だと思います。履歴書用に自分で撮ったものやプリクラなどは絶対ダメです。
ではスピード写真とスタジオ撮影どちらが良いのか?答えはスタジオ撮影です。
この2つの写真、見る人が見れば一目瞭然で違いがはっきりわかります。
スピード写真をおすすめしない理由
近年はスピード写真も技術が上がってキレイに仕上がるようになってきました。しかしスタジオ撮影に比べてまだその差は歴然です。特に写真のドット、きめ細やかさが全然違います。
そしてスピード写真にも様々な機種があって、500円の安いものから1000円ほどの高いものまであります。
この機種によって写真の仕上がりのクオリティにもかなり差があります。特に500円程度の安い機種のものだと、さらにドットが荒く、明るさも足りず、暗い顔の判別がわかりにくい写真が出来上がります。
これは実際に撮ってみればわかりますが、500円を機械に寄付するようなものです。写真は履歴書の証明写真としてはまったく使い物になりません。まさに安物買いの銭失いです。
それならば最初からスタジオ撮影をした方が良いです。
スタジオ撮影をおすすめする理由
写真のプロに撮ってもらうので当然仕上がりは最高のものができます。
証明写真は明るさが大事です。明るい写真だと印象も良く見えます。逆に暗い写真だと印象悪く見えてしまいます。
そして何と言っても撮り直しができるのが大きいです。自分の納得のいく証明写真が撮れることでしょう。
企業側から見た場合
採用する企業側から見た場合、スピード写真だと志望の本気度を疑われることがあるようです。手間を惜しんでると判断されるんですね。
ぜひともこの会社に入りたいという気持ちで最大限の努力をしている、ということをアピールしましょう。
スピード写真はマイナス評価になる可能性がありますが、スタジオ撮影でマイナス評価になる可能性は少ないです。
履歴書用の証明写真のマナーやルール
スタジオ撮影が良いのはわかっていただけたと思います。
では実際にどのような写真が証明写真として適しているのか?マナーやルールを見ていきましょう。
写真のサイズ
履歴書にサイズが書いてありますが、ほとんど縦40mm、横30mmだと思います。
自分の用意した履歴書を確認しましょう。
撮影時期
基本的に履歴書を提出する日の3ヶ月以内が適切です。ただし3ヶ月の間に大幅に容姿や髪型が変わってしまった場合は撮り直してください。
本人とわかる写真であることが重要です。
背景
スタジオ撮影すれば青い背景になることが多いと思います。青で問題ありません。
男性の服装
男性と女性ですこし条件が変わると思います。まずは男性からです。
Yシャツは襟元に模様のあるようなオシャレなのはNGです。
ネクタイは赤やオレンジ、ピンクといった奇抜な色のは使わないように。
ボタンは上まで全部止めて、ネクタイはしっかり締めて下さい。
女性の服装
女性はこちらです。
注意点は男性と同じです。
男性の髪型
髪型も印象に大きく影響します。
あまり意識できていないのが前髪です。長すぎるのは論外ですが、目にかかって隠れないように気をつけてください。
整髪料はかるく整える程度につけてください。面接時もそうですがまったく付けないのもちょっとマナー違反です。
女性の髪型
男性の条件と同じものもあります。
特に髪の毛で目や輪郭を隠さないように気をつけて下さい。
表情と姿勢
アゴは少しです、気持ち引く程度です。引きすぎると二重あごになっちゃったりします。
男性は笑顔になりすぎないように口角を少し上げるイメージで、女性は逆に笑顔です。歯は絶対見えないように口は閉じておいてください。
チカラを入れ過ぎると肩が上がってしまうのでリラックスして軽く構えてください。
ただし猫背にはならないように、背筋をのばしましょう。
スタジオ撮影の場合、カメラマンはプロです。履歴書用ということ、固くならないように撮りたいということを伝えればきっちり撮ってもらえます。
眼鏡について
僕は普段眼鏡をかけています。証明写真の時に外すかどうかで悩むんですが、眼鏡は外して撮っています。
というのも、眼鏡のフレームやレンズの反射で目が隠れてしまう場合があるからです。
目が隠れていると印象も悪くなりがちです。必ずしも正解というわけではありませんが、僕は外して撮っています。
あとがき
たかが履歴書の証明写真とバカにできません。合否が決まるほどの重要性はないかもしれませんが、第一印象というのはかなり大事です。
非の打ち所のない証明写真を用意して、印象度を下げないように気をつけましょう。
おしまい。