もうこんな会社イヤ!転職したいけどやり方がわからない。辞めてから転職活動した方が良いのか、在職中に転職活動した方が良いのか?初めての転職だったら尚更迷いますよね。
僕は今まで8回転職してきました。働きながら転職したり、辞めてしばらく充電してから転職活動を始めたり、いろいろありました。
そんな経験から働きながら転職する方法とメリットをお伝えします。
転職活動に必要な期間は?
- 1ヶ月目転職エージェントに登録
- 自己分析
- 情報収集
- 応募書類の作成
- 2ヶ月目企業へ応募
- 応募
- 面接
- 内定
- 3ヶ月目内定
- 内定受理
- 退職準備
- 退職願提出
- 4ヶ月目退職→入職
- 引継ぎ
- 退職手続
- 退職
- 入職
働きながら転職する場合、転職活動にどのくらいの期間が必要なのか、という疑問がうかぶと思います。
3ヶ月から6ヶ月は必要と考えよう
働きながらの転職活動に必要な期間は、3ヶ月から、長くて6ヶ月ほどを想定しましょう。これは内定をもらうまでの期間です。
そこから退職の手続き等ありますので、退職の何日前までに会社に申し出れば良いか把握しておきましょう。
転職活動は仕事を辞める前に始めよう
転職活動を働きながらするか、仕事を辞めてからするか、迷うと思います。
どちらにもメリット・デメリットありますが、働きながら転職活動する方がおすすめです。
辞める前に転職活動をするメリットとデメリット
まずは働きながら転職活動をするメリットとデメリットの確認です。
働きながら転職活動するメリット
働きながら転職活動をするメリットは、収入と職歴が途切れない点です。
家族や生活がある人は収入が途切れると死活問題になります。失業手当もありますが、自己都合による退職の場合、手続きしてから3ヶ月たたないと支給されません。
職歴が途切れ、無職期間が長くなると履歴書が不利になります。もし次転職も有利にしたいならなるべく無職期間はない方が良いですよね。
働きながら転職活動するデメリット
働きながら転職活動するデメリットは時間がとりにくい点です。
企業への面接は平日におこなうことが多いので、時間の作り方が大事になってきます。有給休暇をうまく利用して都合をつけていきましょう。
辞めた後に転職活動をするメリットとデメリット
退職した後に転職活動をするメリットとデメリットです。働きながら転職活動をする場合の逆なのですが、確認してみましょう。
退職してから転職活動をするメリット
退職してから転職活動するメリットは、時間がたくさんある点です。
情報収集や書類作成、面接対策など十分な準備をする時間あります。
ただし時間があるからといって悠長に構えて、無職期間が長くならないように注意が必要です。
退職してから転職活動をするデメリット
退職してから転職活動するデメリットは、収入がないという点です。
転職活動にはいくらかお金もかかるものです。スーツがなければ作ったり、遠方まで面接に行ったり、予想外の出費もあるかもしれません。
さらに生活費もかかるでしょう。失業手当も貰えるまで期間があり、貰えても3ヶ月など期限があります。
転職活動を見据えて貯蓄があれば良いですが、勢いで辞めてしまった場合行き詰まってしまいます。
どちらにせよ転職活動は計画的におこないましょう。
ただしその限りではない
ただしどうしてもすぐに辞めないと体が壊れてしまう。精神的にもたない。そんな場合にはまず退職することを優先させましょう。
それからじっくり転職活動していく、そんな状況もあります。
おすすめは働きながら転職活動をすることですが、自分の置かれた状況を冷静に判断して、無理のない転職活動をするのが一番です。
働きながら転職する方法
今すぐにでも退職したい気持ちもあるでしょう。そこをグッとこらえて働きながら転職することをおすすめします。
でもなるべく早く決着をつけたい気持ちもわかります。働きながら転職するなら効率よく活動しましょう。
転職エージェントを利用する
働きながら転職活動をする場合、使える時間は限られていてるので、効率よく進めるべきです。そうなると転職のプロに力を借りるのが一番早いでしょう。
転職エージェントに登録してコンサルタントしてもらえれば早期決着が見込めます。
応募書類の作成や企業研究など、サポートを受けながら時間節約して、転職を成功させましょう。
スカウトサービスを利用する
スカウトサービスとは、登録しておくとあなたに興味をもった企業からスカウトメールが届くサービスです。
例えば、dodaのスカウトサービスなら、匿名で利用できます。企業に名前や住所が公開されないので、働きながら転職活動するにはピッタリです。
また、書類選考のない面接確約のスカウトも届くことがあり、内定にグッと近づきます。
無料で利用できるので、まずは登録してみるのも良いと思います。
ハローワークを利用する
王道のハローワークで求人を探します。ただし転職エージェントやスカウトサービスに比べると、活動効率が下がるのは否めません。
基本的にハローワークが土日休みなのもデメリットポイントです。
どちらかというと退職してからじっくり転職活動をする場合に利用する方が多いかもしれません。
人脈を駆使する
意外と就職につながることが多いのが人脈を使った転職活動です。僕も8回の転職で、人脈を使い就職したことがあります。
家族、親戚、元同僚、友人、思いつく限りあたってみてください。きっとあなたの力になってくれる人がいるはずです。
転職エージェントを利用した転職活動のやり方
働きながら転職活動する上で一番効率が良いおすすめの方法は、転職エージェントを利用することです。
ここでは転職エージェントを利用した活動方法を確認していきましょう。
転職活動の準備
自己分析
自己分析は自分を客観的に見つめなおし、今までのキャリアやアピールポイントを洗い出していくのに必要となります。
自己分析することで、あなたの得意分野や気が付いていなかった能力などに気付ける可能性もあります。
そこから思ってもみなかった企業や分野が見つかるかもしれません。
もちろん、各転職エージェントでは自己分析のサポートやツールが用意されていますので、相談していくことができます。
情報収集
どのような業界にどのような求人があり、どのくらいの収入が見込めるのか。自分で調べていくのはかなり大変です。
試しにハローワークに行ってみるとわかりますが、求人情報を見ているだけで1日が終わってしまいます。それだけ情報が煩雑していて自分に必要な情報だけをピンポイントで探すのは難しいのです。
さらに大手の転職エージェントにもなると抱えている求人数は数万件を超えます。それを自分一人で探していくとなると、とても効率の悪いことです。
自己分析を済ませ、進みたい方向性が固まってくれば転職エージェントがあなたに合った求人を探してきてくれます。
退職理由を考える
行きたい業界、受けたい企業が決まってくれば、退職理由も考えておいてください。特に転職先の業界が同じとか、関りがある場合、円満退社を目指すべきです。
意外と横のつながりはあるもので、僕の今いる医療業界でも、辞めた人や、受けに来る人の情報が入ってきます。
ケンカ別れなどして印象を悪くするのは良くないので、必ず円満に退職できるように、退職理由を考えておきましょう。
待遇が悪いからとか、給料が安いからとかネガティブな理由ではなく、あなた自身がキャリアアップしたいからとか、家族の環境のため、とかポジティブな理由を打ち出しましょう。
将来のキャリアを考える
あなたが将来どうなりたいのか、キャリアアップを考えてみましょう。役職につきたい、給料はこのくらいほしい、細かなことでも良いです。
それを実現するためには、どういう道を進めばいいのか、転職エージェントと一緒に考えると受ける企業も固まってきます。
僕の場合だと、従業員2人の小さい会社から、200人規模の中小企業へ移ってマネジメント能力を付けたい、というのを面接で話したとこもあります。
明確なビジョンがあれば面接での説得力も増します。
転職活動にかかる費用を計算しておく
転職活動にはお金がかかります。
- スーツ
- 交通費・宿泊費
- 履歴書
スーツがなければ新調し、遠方なら交通費、宿泊費も発生するかもしれません。何枚も履歴書を送れば郵便代、紙代もかかります。
ちなみに転職エージェントは無料で利用できますので、コスパの面でも優秀ですね。
応募書類を作る
前準備ができ、応募したい企業が決まれば、いよいよ応募書類の作成に取り掛かります。
応募書類には履歴書と職務経歴書を添えるのが基本です。
どちらの書き方も転職エージェントを利用していれば書き方などサポートを受けられますので心配ご無用です。
求人に応募する
応募書類が出来上がれば求人に応募しましょう。
転職エージェントを利用していれば、エージェント経由で応募ができますので、お任せしましょう。
面接対策
転職エージェントとしっかりと対策をしていれば書類突破率は高くなると思います。
なので問題は面接対策となるのですが、こちらももちろんサポートを受けられます。
業界や企業によって対策が異なりますので、転職エージェントときっちり対策をとってください。
内定
おめでとうございます。みごと内定を勝ち取れば、あとはあなたが決断するだけです。
今の仕事を辞めて新しい企業で素晴らしい未来を掴みましょう。
退職準備
先ほども少しお話したように退職理由を考えて退職準備をすすめましょう。
退職を申し出て1ヶ月くらいで退職というのが一般的です。その間に後任の人に引継ぎを行って晴れて退職ですね。
退職
引継ぎも無事終わり問題がなければ退職ですね。できれば残っている有給休暇も消化しきりたいところですが、次が決まっている場合そうも言ってられません。
次の職場のための準備や勉強に勤しみましょう。
働きながら転職活動をおこなう上での注意点
以上が転職エージェントを活用した流れとなりますが、注意点もあります。
職場の人に転職のことを相談しない
やってしまいがちですが、職場の同僚や上司に転職活動していることは伏せておきましょう。間違っても相談してはいけません。
優しい上司や気の合う同僚でもです。あなたが転職活動していると分かった瞬間、敵になる可能性もあります。
転職妨害や嫌がらせをされるかもしれません。せまい業界だと悪い噂を流されて、内定取り消し、などということもゼロではないのです。
退職願を出すその日まで沈黙を守りましょう。
職場内で転職活動をしない
あなたが転職活動をしていることがバレてはいけない、ということは解ってもらえたと思います。行動にも細心の注意を払いましょう。
職場内で転職活動をしないようにしてください。
具体的には、職場のパソコンで転職サイトを見たり、エージェントとメールのやりとりをしたりしないことです。
中小企業でも職場のパソコンがどんなサイトを閲覧していたかわかるサービスを使っている可能性があります。僕の職場にもあります。
自前のパソコンやスマホも注意してください。会社のWi-Fiを使うとバレる可能性もあります。休憩中や時間外だからといって油断しないように注意しましょう。
準備不足で見切り発車しない
もうすぐ内定が出そうとか、絶対に受かっているという手応えで、勢いあまって退職しないようにしましょう。確実に内定がでてから退職しましょう。世の中に絶対はありません。
休みの日、有給休暇を利用する
転職活動には出来るだけ休みの日や有給休暇を利用しましょう。平日お仕事だと、平日の面接に行くのは難しいと思います。
そんな時は有給休暇です。面接に行くので有給休暇ください!なんて言ってはダメですよ。本来有給休暇に理由なんていらないんですけどね。僕の会社は私用で通ります。
どうしても理由を求められるなら、嘘でごまかすしかないですけど、上手に休むようにしましょう。
SNS
ツイッターやフェイスブックで、転職活動してますアピールもしないように気を付けましょう。
意外と同僚にツイッターアカウント特定されていたりする場合もありますので注意です。
現職に対するモチベーションの維持
転職活動をしていると現職に対するモチベーションが落ちます。僕も経験があるのでわかりますが、明らかにモチベーションが落ち、能率も悪くなります。
転職活動が失敗して、もう少し働く必要も出てくる可能性もあります。難しいと思いますが、ある程度のモチベーションとパフォーマンスは維持しましょう。
体調管理
転職活動は意外と体力を使います。
働きながらだと、仕事が終わった後書類の作成したり、休みを取って面接に行ったり。緊張もしますし、面談後はどっと疲れがたまります。
体調管理は重要です。大事な面接の日に体調不良で本来の力が発揮できないなどあってはなりません。
まずは登録してどんな求人があるのか探してみよう
僕は嫌々仕事をすることは心にも体にも良くないことだと思っています。そんなこともあり8回も転職してしまったのですが。
仕事に対して嫌だなと思った時、それが自分の力で解決できないとき、それは転職時です。
まずは転職サイトや転職エージェントに登録してみて、どんな求人があるのか見るだけでも違います。
自分は転職活動しているんだ、と思えることで、もう少しだけ今の仕事を頑張ることが出来ます。
無職やニートを経験した僕だから、あなたには働きながら転職を成功させてほしいと思います。